私の年賀状37年史
モデル兼 カメラマン兼 照明係を続けています。
喪中で受け取らなかった年も、こんな写真年賀が配られていました。
2024年 二ヶ領用水 |
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撮影地は「二ヶ領用水(にかりょうようすい)」、最寄り駅は南武線の宿河原駅です。この桜スポットを
発見した日は2019年3月30日で、4月3日の「今日のひとRiごと」にコラムが書かれています。川沿いの桜
名所は数々あれど、ここの桜は橋から眺めるのではなく、用水脇で花見が出来るのです。下の画像
は、2019年3月30日の様子です。ご覧の通り、日中は花見客で一杯です。
昨年の年賀で、「満開の桜の下で!」と宣言してしまった以上、失敗は許されず、一発撮りに臨んだわ
けですが、仕事のオフの日と桜の満開日が合いません。神奈川県では、まだまだ5分咲きの状態でした
が、「二ヶ領用水」ではほぼ満開でした。2023年の東京の桜の満開日は3月22日でしたが、撮影日は3
月23日午前6時14分。平日早朝の花見客がいない状況でシャッターを切りました。
ここからはカメラ編です。せっかくの桜ですから、プロ用のフイルム(フジ・ベルビア)を用いて発色の強
みを生かしました。生かし過ぎて、オイラの顔は茹でたこ状態。景色を専用で撮る為のフイルムですか
ら当然です。オイラは、あくまでも風景の一部としてモデルをやっています。このプロ用のフイルムの感
度は、ISO 50。現代のスマホやデジタル・カメラではあり得ない世界です。だからこそ、良い色が厚い膜
のように塗られて表現できました。そして、シャッター・スピードは2秒。「パシャ」って撮れるデジタル・カメ
ラとは次元が違います。この日は幸いにも風が無くて花がクッキリ写りましたが、まさかの自分の手首
がブレました。シャッター・スピード2秒は、人物撮影には向きません。
下写真は、スマホ・カメラでその時の様子を撮りましたが、色の違いは歴然。何も考えずに「パシャ」っ
て撮れるデジカメは便利ですが、ここぞ・・・の写真はフイルムで撮るようにしています。
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