もはや日本国内は行くところがなくなっていたのかもしれません。苦しまぎれで選んだ地は、
東京都小笠原村の父島です。翌年からは年賀状に「海外シリーズ」が登場し、いわば最後の
国内旅行編になってしまいました。
竹柴桟橋から1昼夜以上も船内に閉じこめられ、着いたとたんに台風が大接近。1泊だけし
て東京にとんぼ返りする羽目に陥ってしまいました。向こうで出来た仲間たちと、真っ昼間か
ら樹氷を飲んでの宴会だけが、記憶にも、写真にも残る唯一の思い出となってしまいました。
この年からはパソコンを使っての編集作業。やたらに飾り文字やフォントを使用して、ゴチャ
ゴチャになってしまいました。やはりシンプル・イズ・ベスト。あくまでも写真で訴えることを認識
させられました。
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